石狩低地東縁断層帯の地図や位置は?北海道地震の原因という噂は本当?

こんにちはKJです!

北海道での地震が心配ですね。

さて一部では石狩低地東縁断層帯が原因で今回の北海道地震が発生したという噂もあったようですね。

そんな気になる石狩低地東縁断層帯の地図や位置、また、北海道地震の原因かどうか調査しました!

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石狩低地東縁断層帯の地図・位置

北海道の石狩低地東縁断層帯の位置ですが、、西部にある石狩平野と東側に位置する丘陵地帯との境界付近に南北100キロ以上に連なっている断層帯になります。下記が震源地と石狩地帯東縁断層帯になります。

【引用元】https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/6/26336.html

石狩平野あたりから赤字で南北に書かれている線が石狩低地東縁断層帯となっております。

もう少しズームした画像が下記になります。

石狩低地東縁断層帯は主部と南部に分けられます。

【引用元】https://www.jishin.go.jp/main/yosokuchizu/katsudanso/f006_ishikari-teichi.htm

主部は画像の美唄(びばい)市から安平 (あびら)町あたりまで、南部は千歳市から苫小牧市あたりまでです。

震度6強~7を観測したとされる安平町、厚真町京町、むかわ町はもろに石狩低地東縁断層帯のすぐ近くですね。

活断層全体が動いた場合、主部でM7.9、南部でM7.7以上の地震が発生する可能性もあると言われています。

下記の画像は石狩低地東縁断層帯と震源地の図です。どちらかというと南部寄りですが、主部にも南部にも近い位置であることが分かりますね。

【引用元】https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/6/26336.html

北海道地震の原因は石狩低地東縁断層帯じゃない?

石狩低地東縁断層帯から東に約10キロに震源地位置する、と報道されているので、石狩低地東縁断層帯が地震の引きになったのではないか、という見解が飛びかっていました。

しかし、実は今回の北海道地震の原因は違う断層のようです!

政府の地震調査委員会は震源の深さが37キロと深いことから、石狩低地東縁断層帯とは別の断層の活動が原因であると判断しております。

ちなみに石狩低地東縁断層帯の上端の深さは2km 、傾斜の深さは6kmと報告されています。(「石狩低地東縁断層帯の活動性および活動履歴調査」より)

確かに観測が正しければ石狩低地東縁断層帯とは明らかに違う断層だということが分かります。

今回地震の原因になった断層は「数十万年前まで動いていた断層」と見識者は言います。

ちなみに札幌市防災会議では被害想定で「隠れた活断層による最大深度7」を想定していたようですが、今回の地震とドンピシャですね。

予告していた占い師だったりがちょくちょく話題になっていますが、一番具体的に予想していますね。

札幌市防災会議は、2010年の地域防災計画で新たな被害想定を出す際、市内に三つの「隠れた活断層(伏在活断層)」があると設定。堆積層が3~5キロあるため、独自の被害想定で最大震度7を観測し、最悪の場合、市内で木造住宅3万3千棟が全壊するとみている。

(中略)

道が公表している現在の防災計画では、最大震度が7~6強となる地震で最悪の事態が見込まれるのは、札幌市の「隠れた活断層」を想定したもので、道内の木造住宅約4万4千棟が全壊、死傷者数は約3万4千人にのぼると見られている

【引用元】朝日新聞 http://www.asahi.com/special/bousai/HOK201208310002.html

まとめ

熊本地震の際も原因となる活断層は今まで知られていなかった活断層です。

まだまだ知られていない活断層も多くありそうですが、分析して今後の防災対策に活かしてほしいですね。

 

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